あなたの顔は、縄文人?弥生人?|茅ヶ崎の歯医者「マリン小児矯正歯科クリニック」

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あなたの顔は、縄文人?弥生人?

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9月15日に、横浜小児歯科研究会の講演会に参加しました。国立科学博物館の名誉教授である馬場悠男(ばばひさお)先生による講演で、「顔の違いから日本人の起源(ルーツ)を読みとく」という、興味深いお話でしたglitter

日本人の祖先は、大きく分けて縄文人(その直系の子孫はアイヌ)と、弥生人(渡来系弥生人)に分けられるそうです。

縄文人の特徴は、二重瞼で彫が深く鼻が高い、顎はがっしりしていて顔の形もしっかりしている。

弥生人の特徴は、一重瞼で鼻は低く、顎はシャープで、顔の形は面長。

現在の本土日本人は縄文人30%と弥生人70%の混血という割合だそうです。また、江戸時代の上流階級の女性の顔(殿様の奥方など)は、目が細く、顔が面長でのっぺりしていることが美しいとされ、位が高いため軟らかい物を食べるようになり、更に顔は小顔になり、細長くなっていったとされているようです。

では、現在の日本人はどうでしょうか?よくテレビにでている芸能人やモデル、さらには一般人でも、小顔で華奢な顔の人が多く、一般的に好まれる顔だとは思いませんか?

最近、固い物を食べない(食べられない)子供達が増えていて、その結果、顎が小さく、歯が綺麗に並ばず、睡眠時無呼吸症候群の子供までもが増加しています。更にこの傾向は放っておけば、どんどん悪化すると予想されます。しかし、馬場先生は「食生活や生活習慣でこれらは食い止めることができる。軟らかい食べ物を良しとする食習慣を改め、学校給食などの食事指導の取り組みを行い、顎の筋肉を鍛えることで、子供達の身体をより良い状態にしてほしい。将来の子供を守りたい。」という熱意のある講演でした。本当に良いお話を聞かせていただきましたflower2

歯科医師 金尾貴子

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